投稿日: Apr 28, 2019

株式会社インステック総合研究所

新生銀行が、保険代理業を営むファイナンシャル・ジャパンの全株式を既存株主からの譲り受けにより取得し、2019年5月8日を予定として新生銀行の連結子会社とすることを発表しました。

ファイナンシャル・ジャパン代理店は「訪問型の保険乗合代理店」で、従業員約200名、売上高約20億円と新聞報道されています。

新生銀行グループは、個人年金保険など運用型の商品が中心だった従来の銀行窓販の売り方を、保障型の商品に強い代理店を買収することで、顧客の生活設計のコンサルティング能力を高めるため、今回の買収に至ったと新聞では報じられていました。

新生銀行グループは、従来の銀行窓口で保険商品を販売するチャネルに加えて、コンサルティング機能を有するファイナンシャル・ジャパンの保険乗合代理店のチャネルを持つことで、顧客の多様なニーズに応える販売チャネルの拡大・構築を図っていくとも報じられていました。

銀行による保険代理店の買収は、山口フィナンシャルグループによる保険ひろば代理店の買収が有名ですが、ここは来店型保険ショップなので、保険ショップからの住宅ローン見直しに繋いだりして「フィナンシャル・ショップ」として機能していますが、訪問販売型の代理店を買ってどうされたいのでしょうか。

新生銀行は個人向けリテールシフトをしているので、ここに保険募集人「個」の力による保険募集を展開するのでしょうか。

或いは事業承継からみでの保険の成約を目指されているのでしょうか。

いずれにしても、最近、大きな企業による保険代理店の買収話は水面下で相当数ありますね。

多くが今まで取組んでこなかった「生命保険」を取りたいというニーズです。

生命保険を提案する中で、非常に内容の濃い個人情報が入手できることは間違いないと思います。

保険募集を通じて個人情報に厚みを持たせて将来の「個人情報銀行」としての展開を考えての今回の動きでしょうか。

今後も異業種大企業による保険代理店買収はドンドン発表されると推察しますが、買収の理由が聞いてビックリするくらいアンチョコな考えの所が多く、がっかりすることが多いですが、コンセプトをしっかり持って買収して欲しいものです。

でないと、買う方も買われる方も意義が出てこないですよね。

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